この度、長年暮らした東京を離れ、夫の故郷である広島へ引越しました。
大雨の中の引越し作業も終わり、大家さんに部屋の鍵を返していよいよ東京最後の夜、以前から気になっていた宿に泊りました。
宿泊した宿は荻窪に佇んでいる「西郊」旅館。
上京して一年ほど経った頃、初めて荻窪の街を知人に連れられて歩いた時からとっても興味を惹かれていた建物でした。
それに引越し直前まで隣の街に住んでいたので、たびたびこちらの前を通っていたこともあり、なかなか泊まる機会がなかったので記念に宿泊することにしたのです。
こちらの建物は有形文化財に登録されていて、元々は「西郊ロッヂング」という高級下宿だったようです。
今でも建物の半分はアパート、もう半分は宿として営業しているとのこと。
高級下宿の頃は外観も内装も洋風だったそうで、
「旅館をすることになったので、宿の方を和風に改装したんですよ。だから名残として暖炉があったりと和洋折衷な雰囲気になってます。」
と宿の方(オーナーさんなのかな?)が話してくれました。
泊まったお部屋は階段を上がって二階の角にある「月の間」。
昔ながらのガラスの窓から中庭が見える。
中庭を囲むようにして、コの字型に建っています。
そして夜に撮った、丸い趣のある窓。
この日は一日中雨で、古い建物のせいか屋根に雨がパラパラとぶつかる音が聞こえてました。
翌朝も雨。一階の和室で朝ごはんをいただいた。
最初、ビジネスホテルにと思っていたけど、「西郊」旅館にして良かったな..
お世話になりました。とっても記念になりました♪
朝、宿を出たあと一人で荻窪・西荻窪を散策しました。
まずは荻窪の住宅街にある「大田黒公園」。
ここも初めて荻窪へ来てほどなくして散歩した公園。
雨のせいか散歩している人が自分以外いなかった。でも芝生の整備をしてる作業員がいたっけ..
雨にぬれた木々の緑がきれいでした。
洋館があって、古いスタインウェイ製のグランドピアノが置いてあり、時々コンサートもやってたな。
そして名曲喫茶ミニヨンのあるビルの前も通った。
ミニヨンについては、以前もブログに載せてます♪