自分でもMacBook Airを使ってみて、やはりケースがあった方が良いと感じましたのでこぎん刺しで作ってみました。
まだ2種類ですが、作品紹介をしたいと思います。
まず、Mac のシンプルなデザインに合わせて、形をシンプルな封筒型にしました。
横型も考えたのですが、縦型の方が取り出しやすいと感じましたので縦型にしました。
こぎんの模様も色使いも、男性・女性どちらにも使っていただけるように考慮した上で以下のようなケースに仕上がりました。
ひとつめのケースです。
黒の綿コングレス地に淡いグリーンの綿刺繍糸で刺しています。
こぎんの模様は、「ウロコ」です。 組み合わせて斜めに刺しました。
裏面はワンポイントに「くるみの殻」模様を刺しました。
中側はクッション性のあるキルト地になっています。
ふたの部分は木のボタンと革ひもで留めるようにしました。
ふたをしたままでも充電できるようにしました。
ジャストサイズになっていますので、フィットして抜け落ちにくいと思います。
こちらのケースは麻のコングレスに綿刺繍糸で刺しています。
糸の色は「鶯色(うぐいすいろ)」です。(調べたら一番近い色でしたので。。)
とても落ち着いた素敵な色です。
麻布ですので軽くてさらっとした感触です。コングレスのため、布目もきれいに整っています。
使用したこぎんの模様は、真ん中の大きな模様「くつわつなぎ」が3つ、その隣の中位の模様「糸目入りふくべ」が左右に6つずつ、外側の小さな模様「糸目入り石だたみ」と「石だたみ」が交互に左右に刺してあります。
「糸目入りふくべ」、、この模様は中の部分が、ひょうたんの形になっているそうです。
そこで思い出したのが、ふくべ梨。。
私の両親は、ラ・フランスのような洋梨のことを「ふくべ梨」と言います。
ずっと「ふくべ」という品種なのかと思ってましたが、きっとひょうたんのような形から、「ふくべ梨」と呼んでいたのだと、今頃になって気づきしました。。
裏面は同じく「くるみの殻」の模様がワンポイントになっています。
そして中側はキルト地です。
ボタンは色違いの丸い木のボタンです。
こちらもぴったりサイズですので、ふたをしたままで充電できます。
綿コングレスも麻コングレスも丈夫な素材の上、こぎん刺しは元々、保温性を高めるために衣類の麻布の布目を埋めるために刺していたものなので、とても丈夫です。
ケースとしても安心してお使いいただけると思います。
二つとも中面がキルト地になっていますので、Macをふんわりと優しく包んでくれます。
MacBook Airはやはりケースに入れたほうが傷が付かないですので、おひとついかがでしょうか。。
次の店主日記で、こぎん刺しについて少し語りたいと思います。
そちらも読んでいただけたら、とても嬉しいです。